料理ネタ

【初級編】スパイスで料理を美味しく!

悩める人

料理が上手になる簡単な方法ないのかな・・・

簡単に美味しく料理を仕上げるコツはあります!

それは『スパイス』を使いこなす事!

料理店では必ずといっていいほど、スパイスを常備しています。

何故かと言うと、その食材に合うスパイスを知りつくして、美味しくする秘訣を知っているから。

その秘密を知れば、ご家庭の料理がお店の味になること間違いなしなのですね。

本日はスパイスの使い方の解説をしていきます!

スパイスの種類を知ろう

まずは基本から解説

スパイスって聞くとカレー粉?ってイメージが出てきそうですが

スパイスにも色々あるんですよね。

ナツメグやクローブ、ペッパーやカルダモンなど数百種類もあり使い方も様々です。

スパイス=辛いものではなくて

スパイス=香りのあるものと覚えておきましょう。

ワサビやしょうが、山椒もスパイスの仲間です。

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スパイスとハーブは同じなの?

このお話よくお店でも話題にあがりますので、解説させていただきますね。

基本バジルやローズマリー、パセリなどは『ハーブ』に分類されるのですが、最近のスーパーでは乾燥され細かくなったハーブがたくさん売られていますよね。

我々、料理人は乾燥したハーブは香辛料として取り扱いしている事が多いのです。

乾燥したハーブを『ハーブとして扱う事は少ないと思います』

ハーブは基本乾燥のしていない『生のハーブ』という認識をもっています。

料理にスパイスを使う理由は『香り付け』だったり、肉や魚の『風味付け』に使用されることが多いですね。

今ではどこへいっても買える時代ですが、大航海時代にはスパイスをめぐって戦争が起きるなどありました。

当時はそれほど貴重な存在だったのです。

スパイスとハーブの種類と使い分け

よくスーパーで見かけるスパイスとハーブの解説と使い方を説明していきます。

これを見るだけで料理の知識がふえます!

知識が増えると、自然に腕前もあがります!(プロが保証します!)

まずは初級編からいきますので、頑張って覚えていきましょう!

初級より、奥深い話が聞きたい!って言う方はこちらからどうぞm(__)m

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パセリ(ハーブ)

まず定番のパセリ。

どんな食材にも合い、様々なトッピングや飾り付けに使用されます。 トマトソース系のパスタに振りかけるだけで見た目の美しさも加わり、香りもGood!

エスカルゴバターに良く使用したりしてますね。

作り方と使用方法乗せておきますので、是非試してみてくださいね。

エスカルゴバター

フランスのブルゴーニュ地方名物のエスカルゴ料理に用いる合わせバター。バターにニンニクやパセリなどを加えたもの

冷凍保存も出来て、長期間保存できる万能バター

  • エスカルゴバター 簡単レシピ
  • バター 100g
  • 刻みパセリ 50g
  • にんにく(おろしにんにくでも可) 20g
  • 塩(有塩バターの場合は入れなくてOK) 小さじ半分

作り方

バターは常温に戻して柔らかくしておき、パセリは茎から外して刻んでおく。

フードプロセッサーがあるお宅は、これらをまとめてミキサーにかけておく

混ぜ合わさったら、型にいれて冷蔵又は冷凍保存する。

使用例 (加熱はオーブン200℃を目安、トースターでも可)

  • 椎茸の石突を取り、エスカルゴバターを適量乗せてパン粉をふりかけ8分加熱
  • ジャガイモスライスを電子レンジで火を入れた後、エスカルゴバターを乗せ5分加熱
  • 殻を剥いたエビやホタテなど水分を拭き取って、エスカルゴバターとパン粉を乗せて5分加熱 (サザエを加熱する際に使用してもOK)

なお、お店ではイタリアンパセリという品種をよく使用します。

刻んで、パスタの仕上げに混ぜるだけで香りがよいパスタが出来上がりますよ!

他にもいつものサラダに和えたり、お肉料理に使ってみましょう。

生のものを刻んだり、乾燥パセリを使ってもOKですよ。

オレガノ(ハーブ)

ちょっと使い所が難しいオレガノですが、使い方を知ると簡単です。

オレガノの特徴は香りの強い香辛料でトマト系のピザやパスタに非常によく合います。

フランスパンなどに、トマトソースを薄く塗り乾燥のオレガノを少々、チーズをかけて焼き上げたら立派なピザパンの完成です。料理店でも前菜の1種として提供している事もあり、オードブルの盛り合わせなどに1品取り入れる事でだけで、華やかな見た目になるでしょう。

タイム(ハーブ)

タイムはスープや煮込み料理など西洋料理に幅広く利用します。

乾燥させたタイムを少量ちぎって、スープの浮身に使用するのも良いですよ!

長時間火を通すロースト系のお肉などにも使用しますね。

特に鶏肉とタイムの相性はバツグン

いつもの鶏のステーキに少しタイムを振りかけるだけで、風味ある鶏ステーキが出来上がります。

他にもピクルス(洋風漬物)にも香り付けとして入れることもあり、万能なスパイスの1種としてお店で利用していますね。

ジンジャー(スパイス)

ジンジャーはもちろん生姜の事でピリっとした辛味と爽やかな香りがあります。

よくカレーの調味料の一部として利用していますね。

他にもお店独自で『ジンジャー』を使ってシロップを作り辛口ジンジャエールを提供していた時期もありました。

作り方は簡単で、ジンジャーと同量のグラニュー等と鷹の爪1本丸ごと、レモンスライスを数枚入れはちみつをお好みでいれる。 あとは10分弱煮詰めたら完成。これだけで美味しい『辛口ジンジャエール』の完成です。お好みの量の炭酸水で割ってくださいね。

夏の時期は本当に美味しいのでお試しあれ!

マスタード(スパイス)

これも世間では認知度の髙いスパイスの1種

サンドイッチには欠かせないアイテムですし、鶏、豚料理やソーセージの付け合せのソースとしても欠かせません。

お店ではホールタイプのものを使ったりしてますが、ご自宅では粒マスタードがあれば十分です。

おすすめなのが『ハニーマスタード』甘さと辛さが同時に生み出す個人的に好きなソースの一つ

マスタード2に対してはちみち1を混ぜるだけ。

これを焼き上がったお肉(鶏、豚肉料理が良い)にこのソースをかけるだけでお店の味に大変身します!

和のテイストが欲しいかたは、これに濃い口醤油を少し混ぜるだけで和風のソースになります。

是非やってみてくださいね。

タラゴン(ハーブ)

タラゴンは魚料理によく使用したりしていますね。

ただ香りが強いので使いすぎには注意が必要です。

お店でもツナのソースにタラゴンを少し刻んでいれていました。

好評なソースでしたので、ご紹介しますね。

  • ツナ缶(80gほど)1缶 
  • ケーパー10粒
  • オリーブ2個
  • 絞りレモン8分の1
  • 塩 黒胡椒 
  • 乾燥タラゴン(小さじ3分の1) 

これらの細かく刻んでソースにするだけ。ブレンダーをお持ちの方はブレンダーの利用をおすすめします。 

なめらかなソースになったほうが美味しいです!

塩と黒胡椒はツナの味を見つつ、入れてくださいね。 主役はツナなので塩分がツナの邪魔をしないようにするのがポイントです。

このツナとタラゴンのソースですが、カツオの叩きやマグロ、炙りサーモンなどに少しかけるような感じで使用しておりました。 見た目もよく、お魚料理と大変よく合いますので是非試されてくださいね。

他にも温野菜のディップとしてもGoodですよ!

フェンネルシード(ハーブ)

フェンネル(ウイキョウ)も様々な形があります。

基本、フェンネルと言うとハーブの事を指します。

一方、フェンネルシードはフェンネルの種の部分の事であり、料理に加える事でスパイシーに仕上がります。

特にオイル×フェンネルシードで火を入れることで、より一層おいしくなります。

ホットサラダなどおすすめですね。

他にもポトフに使用しています。 ポトフへの使い方はコンソメの出汁を入れる前にフェンネルシードを10粒ほどいれて軽く炒めて香りを出してあげてください。 ほんの数秒炒めてあげるだけでOKです。

またハーブの生フェンネルは清涼感があり、サーモンのカルパッチョのドレッシングに刻んで加えたり、オムレツに加えると大変美味しいです。

他にも小さくちぎってじゃがいものスープやコンソメ系のスープの浮身として使うと美味しいですよ!

ローリエ(ハーブ)

月桂樹の葉

こちらも馴染みの深いハーブですね。

トマトソースやシチューや煮込み料理など幅広く利用しています。

ローリエがないお店はあるのかな・・・?ってぐらい毎日使ってます。

他の利用方法としては、焼く前のお肉やお魚をマリネする際に一緒にローリエを入れたりしています。

お肉やお魚に塩、胡椒をかけてローリエを乗せラップして冷蔵庫で2,3時間寝かせる こういった使い道ですね。

良い香りがお肉やお魚について美味しくなりますよ。

ただ、召し上がる時は外してくださいね。 硬いので食用にはオススメできません。

他にも燻製している方がいたらお試しください。

普段使っている燻製チップに乾燥ローリエをちぎって入れる。

違った香りの燻製が楽しめますよ!

オールスパイス(スパイス)

出典 GGAG株式会社ギャバン (gaban.co.jp)

スーパーで中々見られないので、聞いたことのないスパイスかもしれません。

なのでgabanさんから画像頂きました

実際にこういった瓶や袋で売っております。

このオールスパイス、お店では必需品とも呼ばれる神スパイスなのです。

名前からして、混合されたスパイス?と思われるかもしれませんが、そうではなく一つのスパイスです。

3つのスパイスの香りを持つ、と言われるようになったことから、オールスパイスと呼ばれるようになったとか・・・?

ちなみにこのオールスパイス、お肉を使った料理(特にミンチ)などに入れると美味しさがバツグンに跳ね上がります。賄いのハンバーグなどには必ず入れますね!

クセのある香りを持つのですが、お肉本来の味を邪魔しません。とても爽やかな香りです

トンカツの衣にオールスパイスを少量入れるのもオススメします!

お肉の他にもドレッシングに少し混ぜてスパイシーに仕上げてみたり

ビーフシチューやクッキーまで利用できます。

お菓子も?なんて思った方いるでしょうが、これが美味しい・・・

クッキーだけではなく、チーズケーキの隠し味的なものに使用されることも有るスパイスですね!

まとめ

如何でしたか?

使い所が難しいスパイスとハーブ

本日はスーパーで良くみかけるスパイスやハーブの取り扱いが簡単な種類からご紹介しました。

スーパーやデパートへ行った際はスパイスコーナーへ是非足を運んでチェックしてみてくださいね。

スパイス×ハーブを使いこなせれば、料理の腕が上達すること間違いなし。

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