みなさん、こんばんは。
みなさんのご家庭に必ずといっていいほどあるもの
塩って毎日使っていますよね
塩って種類がたくさんありますよね。約4000種ほど流通しているとも言われています。
そんな種類のある塩を正しく取り扱いできていますか?
最後のまとめを見るだけでも、正しい塩の取り扱い方法や塩の使い分けを知ることができます。
料理の味付けも良くなること間違いなし!
最近よく見かけるピンクソルトってどういう塩なの?
ピンクソルトはアンデスやヒマラヤ山脈から取れる岩塩を砕いたものですね。
ミネラル豊富で美味しいよ。
塩って全て海から取れるんでしょ?
実は海水から取れている塩は全体の25%程でしかないんだ。
お肉もお魚も塩加減は同量でいいんじゃないの?
お肉は強火で焼くので塩が抜けやすいだ。
少し多めがちょうど良いよ。
逆にお魚は弱火で焼き上げるので少なめに塩をかけましょう。
今回のお話は塩の歴史や産出方法、料理に使用する際の塩加減などを解説していきます。
今回のお話は塩の歴史や産出方法
料理に使用する正しい塩加減や知識を解説していきます。
今回はその塩のお話。
塩ってとても広くふかーーいのです。
ただの味付けの為だけに塩を使ってたそこの貴方
このブログを見ることで『塩マイスター☆』の称号を名乗れますよ!
ではまず『塩とは』から見ていきましょう。
そもそも塩って何だっけ
塩とは塩化ナトリウム(NaCI)を主な成分とした物質であり、塩味をつける為、または保存、その他工業用など幅広く使用されている。私達の体内、血液にも塩化ナトリウムが含まれており・・・
化学とかの難しい話は終わりにしよう。
最近はどこへ行っても、『減塩が良い!』とか『とにかく減塩だ!』なんて言われてるが
塩を摂取しないと人類は生きていけない。
夏になると、熱中症対策の為に塩飴だったりスポーツドリンクを取りましょうって言うけど、要は必要な塩分しっかり取ってね!って事なんですよね。
もちろん取りすぎはNG
世の中、バランスってものが大事。
つまり、人類の生活の中には欠かせないって事だね
ちなみに厚生労働省が公表している、1日の塩分摂取料は 6g/日 となっている。
小ネタだが、古代ローマ時代はお給料が『塩』だった事もあるそうだ。 それほど貴重だったって事だね。
なお、サラリー(英:給料)の語源は塩(ラテン語:サル)から来ている。
塩の産出
塩の産出はおおまかに3つに分けて分類される。
- 海水から取れる塩
- 塩湖から取れる天日塩
- 岩塩
塩というと海から取れるものをイメージすると思うが
実は海から取れる塩は消費されている塩の全体の25%程度に過ぎない。
残りの75%はどこからからと言うと、岩塩だったり塩湖からの産出なのです。
一つずつ解説していきます。
岩塩を解説
岩塩とはその名の通り、塩の岩なのだが、長い年月をかけて地殻変動によって生まれるものである。
地殻変動で海水が地中に埋まり、結晶化したもの。
つまり天然の化石。
その化石を岩塩層の地殻から掘り出したものを、ミルなどで細かく砕き小売店に運ばれている。
なお、現在目にする岩塩の形成時期は200万年前~5億年前に遡るとも言われています。
最近よく見る、淡いピンク色の岩塩の正体はアンデス産のローズソルトだったり、ヒマラヤ山脈の岩塩の結晶だったんですね。
なぜアンデス産の岩塩はピンク色になるの
岩塩に色が付いている訳は、その土地の影響や火山活動が原因なのです
その土地の火山や土地の影響を受けて、ピンクだったり黒、黄色の色をした岩塩が生成されているのです。
天日塩の解説
天日塩とは海水を塩田に引き込み、1年から2年にかけて海水を乾燥させ濃縮、結晶化させた後に塩を採取する。
日本は海に囲まれている為、塩の自給率が高そうに思えるが
実は11%程しか自給できていないのが現状である。日本では湿気が多いため、生産には向いてないのです。
天日塩の生産は主にオーストラリアやメキシコが行っている。
メキシコの天日塩田
塩湖の広さはと言うと、何と東京23区と同じぐらいの大きさとなっている。
海外のスケールはすごいよね・・・
塩湖の解説
塩湖とは湖水の塩分濃度が1リットル中0.5グラム以上の湖であること
有名な塩湖といえばヨルダンの国境にある死海や米国のソルトレークですね。
そんな塩湖も塩の産出には欠かせないのです。
塩湖の良い画像ないかと探していたところ
tabi-ryukyuさんのBlogでご紹介していましたので、画像拝借致しました!
めっちゃ広いのが分かりますね・・・!
塩湖は陸に閉じ込められた海水が、岩塩に変化する途中の姿だと考えられています。
塩湖といえば、世界の絶景に選ばれていることも多いですよね。
ウユニ塩湖が有名でしょうか?
一度は見てみたい絶景ですね!
今の時代、どこへ行っても岩塩だったり、精製された塩が手に入る。
物流に感謝しましょう!
塩の種類と使用目的について
塩の種類を解説していきます
まずは一番スタンダードな塩
精製塩
主に天日塩を利用しており
海水を電気分解し、塩の固まりをなくすため炭酸マグネシウムを混合している。
- 主な使用目的:料理の下準備や味付けに使用される。
粗塩
粗塩はにがり成分を多く含んでおり、天然の海水から抽出した精製していない塩である。
粒の大きさも精製塩と比べたら大粒となっている。
にがり成分が多いため、ミネラルも豊富に含んでおり、ダイレクトにほどよい塩気とまろやかな味を出す事ができる。
胡瓜などの色止めに使用する塩も粗塩を使ったりしております。
また、粗塩は味をダイレクトに感じる事ができるため、おにぎりやお魚など素材の味を楽しみたい時に使用するのが良いですよ。
塩と胡椒のみでいただく上質なステーキなど、粗塩がおすすめです!
- 主な使用目的:漬物や焼き鳥、お肉やお魚などの仕上げ塩。素材の味を楽しみたい時は粗塩がおすすめ。
天然塩
天然塩とは一般的に加工、添加物を加えていない塩の事を指します。
自然界からそのままの形で抽出した塩。岩塩や塩湖からも多くの天然塩が産出され
ミネラル豊富で塩化マグネシウムや塩化カリウムなどが多く含まれている。
とされているのですが、最近では『天然塩は死語なのだとか』
「赤穂の天塩」さんの公式Twitterで以下のツィートがありました。
なるほど。確かに人が作ってる時点で、天然ではないですね・・・!
ですが、添加物を加えていなかったり、加熱処理を加えていない塩の事をあえて天然塩と呼ばさせいただきます!
そんな天然塩ですが世界各地で産出されていて、味もほんと様々。
有名なウユニ湖も人気の天然塩ですね。
なお、ピンクソルトも天然塩の分類に入り、味や特徴も様々なので使い分けが難しかったりするのですが
ただ、美味しい塩はどんな料理、工程に利用しても美味しいのだ。
きっと皆さんのご家庭の味に合う塩があるはず。
長崎県の五島灘の塩などは甘みも強く、どんな料理にでも合うと思いますよ!
- 主な使用目的:煮込み料理からお肉やお魚など幅広く使用。 天然塩は塩によって様々。
焼き塩
焙烙やフライパンなどで煎ったお塩。
一般的には380度以上の高温で焼いた塩を高温焼き塩と呼び、380度以下で焼いた塩を低温焼き塩と呼ぶが、流通している焼き塩は石窯などで600度以上で焼き製されている。
こちらの画像、ベトナムのフエ郊外で石窯を利用して作られているカンホアの塩
なお、乾燥を目的とする高温処理は焼き塩とは呼ばない。
最近では焼き塩自体めったに見かけないが、昔はにがり成分が多い塩が多かったので(べっとりした塩)焼き塩にする必要があった。
昔はサラサラした塩が少なかったのです
この煎る作業をやることで塩の水分が取り除かれて、塩化マグネシウムが参加マグネシウムに変化して苦味もなくなる。風味があり、角が取れたまろやかな塩味になる。
加熱してあるお塩なので、仕上げにかけるお塩やサラダなどの生食用に使うのが良い。
- 主な使用目的:サラダやおにぎり、天ぷらなどの付け塩、仕上げや飾り塩(お皿の端にちょこっと乗ってるやつ)
まとめ
- 塩は約4000種類ほど流通している
- 塩の種類は大まかに4種類に分けられる。
- 「精製塩」「粗塩」「焼き塩」「天然塩」
- 食材によって塩を変えてみましょう
- おにぎりや上質なお肉など、素材の味を楽しみたい場合は「粗塩」
- サラダや天ぷらなどの盛り塩はサラサラしてマイルドな味わいの「焼き塩」
- 「天然塩」は塩によって味も様々。 個人的には『五島灘の甘い一番塩』がおすすめ。
以上、塩のトリセツでした。
塩って種類がたくさんあって、どの料理にどのお塩が良いのか判断が難しいですよね。
そんな思いもあり、今回の記事をまとめる事にしました。
いまご家庭で1種類のお塩しかお持ちでない方いましたら、是非とも塩の使い分けをやってみましょう。
料理の味合いも良くなり、家族の評判も好評になること間違いなしですよ!