雑記

90%は偽物?? 本物のオリーブオイルの見極め方

こんな人にオススメな記事です。

1本2000円~3000円のオリーブオイルを購入したことがある人、もしくは購入を考えてる人は是非読んでください。偽物を避けて本物を買いましょう。

困ってる人

値段の髙いオリーブオイルを買えば本物だよね?😥

まさ

残念ながら、偽物かもです・・・😓

スーパーのオリーブオイルコーナーへ行くと、たくさんのオリーブオイルがありますよね。

健康に良いと注目されているオリーブオイルですが、残念ながら偽物がたくさん出回っています。

そこで本日は、簡単に本物のオリーブオイルを見極める方法がありますので、ご紹介しますね。

この記事を書いた人

1981年生まれの41歳。コック歴21年。

福岡の調理師専門学校を卒業後にフレンチレストランに就職。

23歳でホテルハイアットリージェンシーへ転職し修行を積む。

26歳の時、全国に展開しているクリエイト・レストランツに入社。

後に料理長まで出世し店長業務を兼任する。

その後、商品企画部に移り若手料理人の育成や海外事業部で中国での新規出店立ち上げ業務などに注力する。

現在はベンチャー企業に転職し、小さな居酒屋で目の前のお客さんに料理を振る舞っている。

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本物のExバージンオリーブオイルの見極め方

Exバージンオリーブオイルの見極め方として、よく挙げられる方法です。

まずはコチラの条件をクリアさせましょう。

  • 遮光性のボトルに入ってる(紫外線や光による劣化を防ぐ)
  • 酸度が0.8以下であるものを選ぶ
  • 価格が安すぎる物は避ける

遮光性の瓶や遮光プラスチック、缶などに入っていれば安心ですね。

酸度表示がない場合は、次の点を確認してください。

  1. 手摘みであるかどうか
  2. 収穫後、どれだけ早く搾油しているか

手摘みの場合、オリーブの実が傷つかずに酸化されにくい特徴があります。

収穫後、時間を置いて搾ると酸度が高くなってしまいます。農園内に搾油所がある生産所は、収穫から搾油までのスピードが早い為、酸度の低いオリーブオイルを生産している強みがあります。

次の条件の課題

上記の見極め方でも、完全に偽物を除外できるとは言い切れません。

続いて以下の条件がクリアできれば、間違いなく本物のオリーブオイルで間違いないでしょう。

  • オリーブオイルのコンテスト受賞のもの
  • かがわオリーブオイルのロゴマーク付き
出典:日本オリーブオイルソムリエ協会 

こちらの画像は、日本オリーブオイルソムリエ協会による2020年のオリーブオイルコンテストの受賞発表

日本オリーブオイルソムリエ協会とは

日本オリーブオイルソムリエ協会は、日本最大のオリーブオイルの専門機関です。世界で唯一となる消費者・ユーザーの立場に立った教育、専門研究、啓蒙普及活動を行っている機関。

出典:日本オリーブオイルソムリエ協会より
出典:かがわオリーブオイル品質表示制度によるロゴマーク

香川オリーブオイル品質表示制度とは

かがわオリーブオイル品質表示制度は、県独自で定めた品質評価基準に適合した製品であることを表示することにより、香川県産オリーブオイルに対する消費者の信頼を高め、その普及と需要拡大を図り、本県のオリーブ産業の振興に資するものです。

対象となるオリーブオイルは

香川県内で栽培されているオリーブ樹から収穫されたオリーブ果実のみを原料として、県内で製造されたオリーブオイルを対象とします。

出典:香川のオリーブより

以上のような協会によるコンテスト、県が認定しているようなオリーブオイルは、ほぼ本物だと思っても良いと思います。

なぜ偽物が出回ってるの?

そもそもなぜ偽物が出回っているのでしょう?

その理由は、オリーブオイルの国際規格と日本規格の違いにあります。

IOC(国際オリーブ協会)はヨーロッパの国々が中心となって作られた組織なのです。

そのIOCに日本は加入していない為、日本で流通しているオリーブオイルは日本規格に合格していれば、粗悪品でもスーパーの棚で販売を行う事ができるのです。

IOCが定めた規格と日本の規格の差

IOCが定めたオリーブオイルの規格と日本の農林規格(JAS)では大きく違いがあります。

まずはIOCの規格ですが、オリーブオイルといってもそれぞれ定義が違います。

以下のように分類されます。

①バージンオリーブオイル
①-1 Exバージンオリーブオイル
①-2 バージンオリーブオイル
①-3 オーディナリーバージン・オリーブオイル
①-4 ランパンテバージン・オリーブオイル
②精製オリーブオイル
③オリーブオイル
④オリーブポマースオイル
①のバージンオリーブオイルからは4つの分類に分かれて、合計8つに分類されている。

この中でExバージンオリーブオイルの定義は以下のようになる。

遊離酸度がオレイン酸換算で100グラム中0.8グラム以下で、その他の特性が、IOC規格における当該カテゴリーに相当する特性と一致するオイル。

引用:IOC

一方で日本の規格は2種類のみ。

オリーブ油と精製オリーブ油です。 

オリーブオイルの定義:オリーブ特有の香味を有し、おおむね清澄であること。

精製オリーブ油の定義:おおむね清澄で、香味良好であること。

引用:農林規格(JAS)

規格が曖昧すぎて、偽物が流通するのも納得ですね😅

なぜこのようになったのか背景を見ると、日本の農林規格(JAS)が設立されたのは1969年と古く、当時オリーブオイルが日本にほとんど存在していなかったからでしょうね。

近い将来、日本もIOCに加入したり、日本の規格を厳しい基準に持っていくのではないかなと思います。

まとめ

健康に良いとされるオリーブオイル。

中には高額なオイルを買ったのにも関わらず実は偽物だった・・・という話をよく聞きます。

せっかく高価なオリーブオイルを買うのですから、しっかりと健康に良い本物を選びたいものですね。

余談ですが、オリーブオイルに含まれるオレイン酸は便秘解消につながります。

オレイン酸は腸を刺激する効果があり、便秘改善の効果が期待できます。

また、オイルが大腸で潤滑油のような働き方をするため、スムーズな排便を促します。

特に便秘でお悩みの方は、オリーブオイルを朝食の味噌汁などに入れるなど、工夫して摂取すると良いですよ😉

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