こんにちは!まさです。
春先になると、飲食店の求人が多く出回りはじめますよね。
飲食の仕事って何をやるんだろう…
未経験だけど大丈夫かな…
たくさん不安ありますよね。
今日はそんな疑問にお答えします。
私自身、料理長の立場として、たくさんのアルバイトさんやパートさんの新人教育をしてきました。
何かのお役に立てれば幸いです。
1981年生まれの41歳。コック歴21年のまさ。
未経験でも大丈夫 でも働くレストランの規模によっては待遇が変わる
結論から言うと、未経験で問題ありません。
え?経験者の方が優遇されるんじゃないの?と思いますよね。
もちろんレストランの規模によっては、待遇面が変わる所もあります。(※この話は後ほど詳しく説明します。)
他の飲食店で経験がある子と未経験者の2人が同じ日にアルバイトを始めたとします。
2ヶ月後も立つと、ほぼ同じ成長具合になってるかと思います。
結局は、そのお店のやり方で仕事内容も変わってきますので、経験が有るか無いかは重要な事ではないんですよね。
経験不問の募集も多いと思いますが、他の飲食店のアルバイト経験がある子は変な癖がついてる場合もあり、未経験者の方が教えやすい!と思っている人もいるぐらいです。
求人に応募する時は堂々と未経験者と伝えましょう。
一人あたりの単価が高いレストランの場合
もし、あなたが応募しようとしているレストランのグレードが高い場合は要注意です。
例えば、一流ホテルの日航やオークラなどのレストランやカフェ、もしくは町のレストランで一人あたりのディナー単価が5000円~8000円するような高級レストラン。
このようなグレードが高いレストランの場合は、即戦力になる人材を求めている事が多いです。
サービスの仕事なら『ワインに詳しい』『見配り、気配りが他の人より優れている』など特殊な技能を持つ人を優先します。
調理の仕事なら、『食材の知識がある』『5年以上のレストラン勤務』などと言った知識・経験が優遇される場合があります。
しかし、誰でも最初は未経験からスタートします。
重要なのは、『あなたのやる気』です。
どうしても、ここで働きたい!という強い思いがあるなら、面接時に気持ちを伝えましょう。
今後の戦力になる子の特徴
飲食店で働くのであれば、気になりますよね。
戦力になる人は次のような行動が出来ます。
『先読みしてテキパキ動ける』
時間帯によっては、ピークタイムと言われる忙しい時間帯があります。
このような時間になると、先読みしてテキパキと動ける人材がお店としては非常に有り難いのです。
例えば、ピーク前におしぼりのストック補充をしておく。
お冷用のピッチャーを満タンにする、先付けの盛り込みをする、なくなった食材の補充などのピークタイムを乗り越えられる準備が必要になってきます。
もちろん、そのお店によっては準備するものが異なってきますので、ピーク前に何が必要なのか確認を取ってみましょう。
こんな人は飲食に向いてないかも
厳しい意見を言って申し訳ないと思いますが、飲食店に向いていない人も残念ながらいます。
特徴は『内向的で周りとのコミュニケーションが取れない人』です。
飲食店は、チームで連携して仕事を進めていきます。
内向的な人は周りの人の動きに気づかずに、何をしたら良いのか分からなくなりぼーっとしてしまったり、自分だけの仕事をしてしまう癖があったりします。
コミュニケーションを取るのが苦手な人は、周りの人と比べて仕事が1歩2歩遅れてしまうのです。
しかしコミュニケーションに関しては、本人のやる気と努力で克服できることもあります。
大事な事は『あなたのやる気』と『このお店であなたは何がしたいのか』これらを考えればおのずと答えは出てくるでしょう。
他にも『手荒れ』がひどい人は飲食店は避けたほうが良いと思います。
お湯で洗い物をしたり、真冬でも冷たい水でサラダなどを洗ったりするため、手荒れする人は痛い思いをすることが多々出てきます…。
飲食店は強い洗剤を使うことも多いので、洗剤で手荒れを起こす人もたくさんいます。
洗剤負けをする子もたくさん見てきて、本当に可哀想でした。
手が弱い人は、洗い物はゴム手袋を常に使ったり、仕事終わりにハンドクリームを塗ったりしましょう。
新人アルバイトやパートの仕事内容ってどんな事するの?
面接に受かって合格はしたものの…
初出勤日は何するんだろうって不安になりますよね
不安を少しでも解消できるよう、こんな事をするよ!っていうのを書きます。
もちろん、お店によって内容も変わるのでご了承お願いしますね。
働くレストランの内容などによって『やる事』も変わってきますので、シーン別に記載していきます。
ファミリーレストランや大型ショピングモールにあるレストランの仕事内容
ファミリーレストランや大型ショッピングモールのような施設に入ってるレストランだと大型調理する場面が多々あります。
広い店内を掃除機とモップで清掃したり、サラダをボールいっぱい作ったり、何かと大変な作業ですが、その分仲間もたくさんいますので働きやすい環境であると思います。
実際私が教えてきた内容なのですが、まず初日は
- 出勤しているメンバーに挨拶させる
- 着替えから手洗いの説明
- ポジション事の説明
- 冷蔵庫や冷凍庫の保存場所への案内
- 実際に簡単な作業を一緒にする(ベテランアルバイトorパートさんに任せる事もあります)
などといった流れですね。
やはり初日は楽しく仕事をして欲しいので、お店の雰囲気だったり、お店のルールや方針などを伝えていくことが多いです。
個人で経営している町のレストランの仕事
小さなレストランだと、毎日やる仕事の流れがルーティンになってることが多いです。
- サラダや前菜の準備
- ガルニ(付け合せ野菜の事)の下準備、ボイル
- デザートの用意
- 料理の盛り込みの補助をする
- 営業が落ち着いてきたら洗い物を担当する
このような流れでしょうか。
一つ一つが繊細な作業が求められますが、その分やりがいもある仕事内容だと思います。
仕事が慣れてくると、アイスクリームの仕込みを担当するような事もあるかもしれません。出来立てのアイスクリームは本当に美味しいので、是非味見させてもらいましょう!
それにシェフがつくった賄いは、すごく美味しいので毎日の楽しみになりますね♪
ホテルのレストランの仕事
ホテルのお仕事は少し特殊になるかもしれません。
ホテルのレストランやカフェの場合だと「個人で経営しているレストラン」とほぼ同じ流れで動いていきますが、バンケット(宴会場)と呼ばれる部署に配属になった場合は少し内容が変わります。
バンケットは婚礼の料理を担当するような部署です。
調理も500人~1000人分を用意していきますので、一つ一つの仕事量が半端ないです。
例えるなら、エビ1000匹の背わたを掃除したり、プチトマト2000個の湯剥きをしたりと…😣
とても大変な作業ですが、グループで固まって和気あいあいと仕事を進めていくのでとても楽しいです。
バンケットはお客さんの相手をしない仕事だったので、ピークがなく調理に集中する感じでした。
その分、料理が好きな人でないときつい仕事になると思います。
ちなみに私がいたホテルのバンケットでは頻繁にタバコ休憩があって、みんなでおしゃべりを楽しんでいました。調理人ってタバコを吸う人が多いんですよね。私も昔は吸っていました(今は辞めましたが😮)。
まとめ 飲食の仕事は未経験者を歓迎しています♪
どんなお仕事であれ、最初は誰でも未経験からスタートです。
未経験だけど大丈夫かな・・・という不安は必要ありませんので恐れず初出勤に望みましょう♪
飲食店はきつい仕事だと色々言われていますが、たくさんの仲間もいますので働きやすい環境だと思います。
大学1年生のアルバイトの応募や主婦のパートさんの応募は本当に有り難いので、皆と楽しみながら働くぞ!ぐらいの気持ちで来て欲しいぐらいです😊
それに賄いがあるので食費が浮きます!(大事なこと)